マニュアル › 15 止まった時の備え

CHAPTER 15

止まった時の備え

入力が途絶えた後に、最後の値を保持するか、全チャンネルをゼロにするかを準備中に決めます。

15.1Fail-Safe とは

Fail-Safe は、行の入力信号が途絶えた時に、最後の値を出し続けるか、全チャンネルを 0 にするかをあらかじめ決めておく機能です。出力先の器具に何を送り続けるかを、信号が止まる前に選びます。

15.2いつ発動するか

信号が一瞬途切れただけでは切り替わりません。入力断と判定するまでの目安は ArtNet 約 4.0 秒、sACN 約 2.5 秒です。ArtNet は値が変わらない時にゆっくり送り続ける機器を誤って「断」と見なさないため、sACN は規格の時間に合わせています。判定後に、選んだ Fail-Safe の動作になります。

15.3二つの動作

動作入力断と判定された後
Hold Last(既定)直前の出力値を保持して出し続ける
Blackout全チャンネルを 0 にして出す

Blackout に切り替える時は安全確認が出ます。本番中の誤操作による暗転を防ぐためです。暗い表示と「全チャンネル 0 を出す」動作は別のものです。

入力が途絶えてから設定した動作になるまで
図 15-1入力が途絶えてから設定した動作になるまで

15.4全体と行ごとの二階層

Show タブの全体の Fail-Safe
図 15-2Show タブの全体の Fail-Safe
行ごとの Fail-Safe
図 15-3行ごとの Fail-Safe
階層開く場所選べること
全体の既定⚙ → 設定… → [Show] タブ → Fail-Safe (Global)Hold/Blackout
行ごとの設定行の ≡ → Fail-SafeFollow Global (Hold Last)/Hold Last (global default)/Blackout (exception)

全体設定の画面では、最後の値を保持する選択肢を Hold と表示します。行メニューの括弧内の表示は全体の設定に応じて変わります。全体の既定を先に決め、違う動作が必要な行だけ個別に選びます。

15.5行ごとの設定は全体より強い

行で Follow Global (Hold Last)(全体が Hold Last の場合の表示)を選んでいる時だけ、全体設定の変更がその行へ反映されます。行に Hold Last または Blackout を明示したら、全体を変えてもその行の選択は保持されます。行メニューでは、全体と同じ選択肢に (global default)、違う選択肢に (exception) の印が付きます。

例えば全体を Blackout にしても、行 1 だけ Hold Last を指定できます。ほかの「全体に従う」行は Blackout になり、行 1 は最後の値を保持します。

15.6ショウに保存される

全体の既定と行ごとの選択は、どちらもショウに保存されます。ショウを開き直しても、行ごとに選んだ例外を含めて復元されます。

15.7入力断の見え方

入力が途絶えた時の INPUT の表示は 「05 INPUT」の 5.2 を参照します。Monitor の LEVELS は表示ソースと送信状態によって明暗の意味が変わるため、「12 Monitor」の 12.4を参照します。

15.8Windows の PC が眠る時

電源につないで使う時、SYSTEM MASTER が ACTIVE の間は、Windows に眠らないよう申し出ます。画面は消えても出力は続きます。カバーを閉じた時の動作と設定の詳細は、参考資料:Windows を本番で使うための設定を参照してください。