マニュアル › 06 マージ

CHAPTER 06

マージ

二系統の入力をチャンネルごとに合わせます。値の採り方と、片側が途絶えた時の動作を確認します。

6.1何のためのマージか

一つ目は冗長化です。同じ内容を二つの系統から受け、片方が途絶えても残る側で続ける運用で、HTP を組み合わせます。二つ目は2面操作です。二つの卓からの操作を一つの出力にまとめる運用で、LTP を組み合わせます。マージは行ごとに設定できます。

6.2設定手順

二系統の入力とマージ方式を指定する画面
図 6-1二系統の入力とマージ方式を指定する画面
  1. 行の INPUT を押して INPUT Universe 設定を開く。
  2. Merge Mode を ON にすると、2nd INPUT の欄が現れる。
  3. 1st INPUT と 2nd INPUT に、それぞれ方式とユニバースを指定する。
  4. HTP/LTP のどちらで合わせるか選ぶ。二系統を使わないときは Merge Mode を OFF のままにする。

6.3HTP と LTP

Source A のチャンネル値
図 6-2Source A のチャンネル値
Source B のチャンネル値
図 6-3Source B のチャンネル値
マージした後のチャンネル値
図 6-4マージした後のチャンネル値

二つの信号はチャンネルごとに比べます。LTP の「最後」は、最後に届いたパケットという意味ではなく、最後に値が変わった側です。

選択この製品で採る値主な使いどころ
HTP二系統の同じチャンネルで、大きい方の値冗長化・バックアップ
LTP同じチャンネルで、最後に値が変わった側の値二つの卓による操作

LTP の最初のフレームでは 1st INPUT を初期値にします。ポリシーは運用中にも切り替えられ、次のフレームから反映されます。

6.4片側が途絶えた時

二系統を受信している行
図 6-5二系統を受信している行
片側が途絶えた時の行
図 6-6片側が途絶えた時の行

片方の入力が途絶えると、生きている側だけで動作を続けます。途絶えた側の表示は暗くなりますが、1st INPUT/2nd INPUT の段の位置は入れ替わりません。信号が戻ると、二系統のマージへ自動的に戻ります。

6.5同じユニバース番号を二系統に使えるか

同じ方式+同じユニバース番号を 1st INPUT と 2nd INPUT に指定することはできず、設定画面の OK が押せなくなります。ArtNet と sACN のように方式が異なれば、同じ番号でも別の信号として指定できます。番号だけで重複と決めず、方式も一緒に見ます。

6.6マージは DELAY より前

一つの行では、二つの INPUT を合わせた後に DELAY がかかります。二系統を別々の時間で遅らせてから合わせたいときは、行を分けて一度出力し、後の行で受け直します。この組み方は 「10 折り返し」の 10.3 を参照します。

二つの入力を合成してから遅らせる順番
図 6-7二つの入力を合成してから遅らせる順番

6.7マージ中の INPUT 表示とチャンネルモニター

INPUT の先頭に MERGE が出て、その下に 1st INPUT の受信表示・番号・接続情報、続いて 2nd INPUT の同じ情報が並びます。チャンネルモニターでは Source A/Source B/Merge を切り替え、片側ずつの値と合わせた後の値を見比べられます。最初に開く表示は Merge です。