マニュアル › 02 最初の 10 分

CHAPTER 02

最初の 10 分

入力を 1 つ受け、行を 1 本通して送り出し、ショウを保存するまでを通しで行います。信号源には付属の Test Signal Tool を使います。

この章でできること

通信ポートを選ぶ → 信号を送る → 行を設定する → SYSTEM MASTER を ACTIVE にする → 保存する。

信号源が要ります

DMX Work Studio は値を作りません。アプリを起動しただけでは、受信表示も出力も動きません。この章では Test Signal Tool で U1 に値を流してから進めます。

2.1起動すると

起動画面
図 2-1起動画面

起動すると Studio の画面が開き、行と SYSTEM MASTER が見えます。アプリの入れ方は「01 導入」で扱います(準備中)。

2.2通信ポートを選ぶ

NIC 設定の画面有線の通信ポートを選んだ NIC 設定
図 2-2NIC 設定。右は有線の通信ポートを選んだ状態
  1. ⚙ → NIC 設定… を開きます。
  2. 見出し NIC の欄で、ArtNet と sACN に使う通信ポートを 1 つ選びます。通常はこの 1 欄だけで足ります。
  3. フッターに出る IP を控えます。次の手順で Test Signal Tool の送信先に使います。

ArtNet と sACN を別のポートに分ける時は ArtNet と sACN で NIC を分ける をオンにします。使わないポートは この NIC を使わない を選びます。

LAN ケーブルが抜けている時、Mac では (保存済 — 未検出)、Windows では (未接続) と表示されます。ケーブルと、選んだ IP を確かめてください。詳しくは「16 NIC 設定」。

2.3信号源を用意する

Test Signal Tool
図 2-3Test Signal Tool
  1. ⚙ → 設定… → This PC → Test Signal Tool を開く… を押します。
  2. Art-Net を選び、Selected source NIC に 2.2 で選んだポートが出ているか確かめます。
  3. Send to にこの PC の IP、Universes の U1 欄に 1 を入れます。
  4. パターンを Slow sweep にして Start を押します。U1 の CH1 が動き始めます。

Test Signal Tool の画面は、日本語表示にしていても英語のままです。パターンは Slow sweep・Fixed・Wave の 3 種類です。Windows では、起動時にネットワークの使用を確認する画面が出ることがあります。

2.4行を 1 本設定する

前回のショウが開いている時は、ショウ マネージャーの New で新しいショウを開いてから始めます。新しく作った行の INPUT は「—」(入力なし)で、まだ何も受信していません。

新しいショウの 1 行目。INPUT は「—」(入力なし)
図 2-4新しいショウの 1 行目。INPUT は「—」(入力なし)
  1. 1 行目の INPUT を開き、Protocol を「—」から ArtNet に変え、ユニバースを U1 にします。受信表示が緑に点滅すれば、信号が届いています。
  2. DELAY は THRU を選び、遅延なしで通します。
  3. Internal OUT を開き、方式を ArtNet、送信ユニバースを U3、宛先を 自分へ Unicast (loopback) にします。
  4. 行の OUTPUT ENABLE をオンにします。

これで値は次の順に流れます。ATTENUATOR はここでは触りません(「08 ATTENUATOR とカーブ」)。

2.5SYSTEM MASTER を ACTIVE にする

1 行を設定し SYSTEM MASTER が ACTIVE の Studio
図 2-51 行を通し、SYSTEM MASTER を ACTIVE にした状態

Studio 上部の SYSTEM MASTER が MUTED なら押して ACTIVE にします。INPUT の緑の点滅と、行の出力表示が動いていることを確かめます。

受信表示が動かない時は「19 困った時」の 19.2、出力が届かない時は 19.3 から確かめてください。

2.6ショウを保存する

ショウ マネージャー
図 2-6ショウ マネージャー
  1. ⚙ → ショウ マネージャー… を開きます。ヘッダーのショウ名ボタンからも開けます。
  2. This PC で Save As… を選び、名前を付けて保存します。

以後は ⌘S(Windows は Ctrl+S)で、開いているショウを上書き保存できます。Export… は写しを別の場所へ出す操作で、ここでは使いません。

終わったら Test Signal Tool の Stop を押し、SYSTEM MASTER を MUTED に戻します。

付属のサンプル Sample - Test Signal Loopback は、2 行で U1 → U3 → U4 と折り返す別の練習例です。ショウ マネージャーの Samples から開けます(「18 サンプルショウ」)。